薬指~未来への誓い~
弱く醜い心
『由樹から聞いた事か…。確かに倖知に何も話てなくて不安にさせたのは謝る。本当にごめん。けど本当に本当にオレの子供じゃ…!!!』
『違うっ!!!!!!』
私が知らない真吾と由樹との過去。
確かに、由樹から聞いた話は私の心には衝撃が走った。
けど…私が別れを決意したのは…そんな過去の話が全てじゃない。
由樹との事は別れを決意した“きっかけ”にしかすぎない。
『違うよ…違うよ、真吾。例え由樹さんが言った事がデタラメだったとしても……』
『じゃあ!!じゃあ何なんだよ!!俺は倖知と別れるなんて考えられないんだよ!!!』
『…謝ったんだよ?私…』
『誰に??』
『幸せになれ…って泣いてくれたお父さんとお母さんに、私謝る事しか出来なかった…』
涙が一気に溢れだす。
『違うっ!!!!!!』
私が知らない真吾と由樹との過去。
確かに、由樹から聞いた話は私の心には衝撃が走った。
けど…私が別れを決意したのは…そんな過去の話が全てじゃない。
由樹との事は別れを決意した“きっかけ”にしかすぎない。
『違うよ…違うよ、真吾。例え由樹さんが言った事がデタラメだったとしても……』
『じゃあ!!じゃあ何なんだよ!!俺は倖知と別れるなんて考えられないんだよ!!!』
『…謝ったんだよ?私…』
『誰に??』
『幸せになれ…って泣いてくれたお父さんとお母さんに、私謝る事しか出来なかった…』
涙が一気に溢れだす。