薬指~未来への誓い~
『はい、成瀬です』
お母さんが電話を受けた。
受け答えをする様子を見て、彩のおじさんに関する事だということがすぐに分かった。
『はい…。はい…』
電話の横に置いてあるメモにお母さんは急いで何かを書いて電話を切った。
『お母さん!!彩は!?!?』
電話を切ったお母さんにすぐに食いつく。
『彩ちゃんはお母さんとまだ病院にいるらしいわ』
『病院……』
『明後日お葬式あるんだけど、あんたも来る?』
『行くっ!!!絶対いくっっ!!!!!!』
その日の晩…
彩に電話をかけようかと何度も電話の前をウロウロ歩いたりしたんだけど、
結局、かける言葉も見つからないまま、
電話をかける事が出来なかった。
お母さんが電話を受けた。
受け答えをする様子を見て、彩のおじさんに関する事だということがすぐに分かった。
『はい…。はい…』
電話の横に置いてあるメモにお母さんは急いで何かを書いて電話を切った。
『お母さん!!彩は!?!?』
電話を切ったお母さんにすぐに食いつく。
『彩ちゃんはお母さんとまだ病院にいるらしいわ』
『病院……』
『明後日お葬式あるんだけど、あんたも来る?』
『行くっ!!!絶対いくっっ!!!!!!』
その日の晩…
彩に電話をかけようかと何度も電話の前をウロウロ歩いたりしたんだけど、
結局、かける言葉も見つからないまま、
電話をかける事が出来なかった。