薬指~未来への誓い~
私たちの絆
私は部屋の窓から外をボーッと眺めていた…。
青い空は優しくおじさんを包みこんで、キレイな夕焼けにかわっていた………。
『………あっ!!!』
自宅脇の道路に見慣れた車が走り去る。
急いで私はリビングへ駆け、上着を羽織った。
『お母さんっ!!彩が帰ってきた!!』
そう、私が見た車は彩の家の車。
『明日にしなさいっ!!!』
お母さんは私が彩のとこへ行くのを止めたけど…
私は……彩に言ったんだもん!!!!
約束したんだもん!!
言ったでしょう??
私は彩の事だと誰の静止も受け入れないんだって…!!!
『彩に待ってるって言ったんだもん!!!だから行かなきゃ!!』
急いで靴を履き彩の家へ走り出す。
彩の家の前に着いた時は、ちょうど親族の方が家の中へ入って行く所だった。