薬指~未来への誓い~
こんな私たちも、無事に式場を決め、


打ち合わせ帰りの車内で運転している真吾の横顔を眺めていた…。





切れ長の瞳…。
長いまつげ…。
薄い唇…。
私がリクエストしたブラウンの髪…。






し あ わ せ っ♪♪





ヤバい…ニヤけてきちゃう…。




視線に気づいた真吾が私の方を向いた途端、眉間にシワがはいる…。





『なに?人の顔見てニヤニヤしてんの!?』



まるで不審者を見る眼差し。

そりゃそうだよね、隣で1人ニヤついつる嫁がいたら、不気味だよね…私もそう思う。






けどさっ♪♪




『真吾~??』


『だから、なに!?』


『好きっ♪♪』


『―――…。。』





ん??いきなり真吾は黙っちゃった。




耳の先まで、まるでホントの茹でダコみたいに真っ赤!!






ま さ かっ ♪♪



ニヒッ♪♪♪






『照れてるの??真吾く~ん、聞いてますか~???』


『ぅっ、うるさいっ!!!』





いつもの仕返しとばかりに おちょくる私に、ムキになって怒る真吾。





まったく、どっちが子供なんだかっ。




かわゆいっ♪♪♪

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