薬指~未来への誓い~
それからの私たちは…

まるでホントの姉妹のように今まで以上になんでも話した。




もちろん、だからケンカもしたけど、その翌朝にはケンカした事なんてキレイに忘れてまた笑いあっていた。




大袈裟だと言われても、私は彩と一緒にここまで来たんだ…。




真吾と付き合いだしてからも、彩は私の“特別”のまま…。





彩はいつも気丈に笑っていて、みんなから好かれムードメーカー的な存在だった。



それでも、やっぱり実際は、彩は父親がいない事で私たちの気付かないところで寂しい想いもいっぱいしてきたのだろう…。








だから、
私の決心に…


彩はそう言ったんだ――……
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