薬指~未来への誓い~
第6章『束の間の夢』
―――父親のいない子供の気持ちなら分かるよ。
そう言った彩に私は何も言えなかった。
あれから7年…まだ中学生だった私たちは成人を迎えた。
おじさん……
空から見てた?
私たちの成人式の振り袖姿キレイだったでしょう??
そう言った彩に私は何も言えなかった。
あれから7年…まだ中学生だった私たちは成人を迎えた。
おじさん……
空から見てた?
私たちの成人式の振り袖姿キレイだったでしょう??