薬指~未来への誓い~
残された希望
彩は私のお腹に手をあてて、優しく微笑んだ。
『お腹の子を守るって思うなら…、もう少し違う方法があるんじゃないかな…』
『真吾といたら苦しいもん……』
私のお腹に手をあてている彩の手があたたかくて…私は駄々をこねる子供になってしまう…。
『失ってから気付く大切さってあるよね…
でも、その大切さは失ってみなきゃ一生気付かないものかもしれない。けどね、失ってから気付いたんじゃもう遅いものなんじゃないかな…??』
『大切な…もの??』
『そう。きっと、その由樹って人も失ってから気付いたんじゃないかな?
そして…気付いた時にはもう真吾くんは手には届い所にいた』
真吾と付き合ってる時、由樹は二股をかけていたと聞いた事がある…。
真吾はそんな由樹に愛想を尽かし、別れを告げた…と。
由樹の失ってから気付いた存在は…真吾??
真吾が私と付き合ってても、結婚すると聞いても…
もう一度手にしたかったのは、真吾の心…??
『お腹の子を守るって思うなら…、もう少し違う方法があるんじゃないかな…』
『真吾といたら苦しいもん……』
私のお腹に手をあてている彩の手があたたかくて…私は駄々をこねる子供になってしまう…。
『失ってから気付く大切さってあるよね…
でも、その大切さは失ってみなきゃ一生気付かないものかもしれない。けどね、失ってから気付いたんじゃもう遅いものなんじゃないかな…??』
『大切な…もの??』
『そう。きっと、その由樹って人も失ってから気付いたんじゃないかな?
そして…気付いた時にはもう真吾くんは手には届い所にいた』
真吾と付き合ってる時、由樹は二股をかけていたと聞いた事がある…。
真吾はそんな由樹に愛想を尽かし、別れを告げた…と。
由樹の失ってから気付いた存在は…真吾??
真吾が私と付き合ってても、結婚すると聞いても…
もう一度手にしたかったのは、真吾の心…??