薬指~未来への誓い~
『倖知が失って気付くのはきっと真吾くんとの“家族”だよ。真吾くんと倖知とお腹の子で、笑い合ってる家族の未来』


私が真吾の子供を妊娠した時…

挙式で薬指のリングに誓った時……



“これからの未来”への希望で私は胸の高鳴りを隠しきれなかった…。



真吾の隣で笑いあっている幸せな未来を想い描いていた…。






『それに、おじさんに笑ってありがとうって言えなかった事が悲しいなら、家族3人で笑ってる姿を見せてあげればいいんじゃない??おじさん、絶対嬉しいと思うよ♪』




きっと私…
同じ事を彩じゃない他の人に言われたら『きれいごとだっ!!!!』って、反抗してたんだろうな…。






『それでも倖知が真吾くんと別れるって決めたなら……私がこの子の家族になってあげるから♪♪』

『あっ……』





“私が家族になる”



このセリフは……!!




『倖知の受け売り(笑)私、すっごい嬉しかったからさ♪♪』



言っても照れるし、
言われても照れるし、
言ったと思い出されても照れるな…。。。





でも………ありがとう、彩。


< 80 / 235 >

この作品をシェア

pagetop