薬指~未来への誓い~
『ブッッ………(笑)』


ブッ………?????



『彩ちゃん、笑ったらいかんって!!!』


ん?????



『倖知、おはよ♪』


私の目の前にいきなり彩のドアップ!!!!

満面の笑顔で私の背中から顔をひょっこり覗きこませてきた!!!


私は目がまん丸になっちゃって絶句……。



真吾の笑い事も聞こえるし!!!!

なによ、これ!!!!!



『いつ…から??』


私が起きたなんていつ気づいたのよ!!!!



『それはね……』



どうやら……、私が昨夜寝たのを確認した彩は真吾に電話をして、家の中で二人で話をしたらしい。

もちろん、私はそんな事も気付かずに爆睡中…。

で、朝になっても起きる気配の全くない私のヨダレを垂らして寝てた姿を彩と真吾は見て…、『倖知を騙そう計画』を企んだって。


私に朝日があたるようにカーテンをずらしたのも彩。




ピクリと動いたきりまたピタリと動かなくなった私を確認した二人は…座りこんで演技開始。。



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