薬指~未来への誓い~
『ヒドイヒドイヒドイッ!!!!!二人とも大っキライ!!!!!』


奮起する私に真剣に謝るのは真吾。


『ごめんなさい…』

『彩も彩だけど、真吾までなんで私を騙すのよ!!!信じらんない!!!』


奮起し続ける私と、おとなしく正座して謝る真吾と……

そして、至って普通に話し出す彩。



『だってさ、昨日倖知は“真吾と話す”とか言ってたけど、いざ話し出したら絶対感情的になって真吾くんの話なんか、いっさい素直に聞かないでしょうが?』


『う゛……っ』



相変わらず図星をグサッと刺される。



『真吾くんはね、私が倖知を騙そうって言った時、反対したんだよ♪ちゃんと話すから~って。でも、無理言っって私が押し通したんよ』


チラッと真吾を見ると、首を“うん、うん”と縦に振ってるし。。



『彩のおせっかい…』

『倖知の意地っ張り!!!』



いつも私の事心配してるとか言いつつ…今は絶対私で遊んでるでしょ、彩。



でも…
悔しいほど図星をつかれてる。。

さすが…彩。


思わず感心しちゃったじゃんか~~~。。





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