薬指~未来への誓い~
『バカね…』
私の負け!!!
クスッと笑って、いってらっしゃいのキスをした。
『いってくる!!』
真吾はまるで華が咲いたような笑顔で元気に玄関を飛び出した。
たった一回のキスでこんなにもコロコロと表情は変われるものなんだね…って感心しちゃう。
私は真吾を見送ろうと、駐車場が見える出窓を覗くと、
真吾が車まで早足に歩いていた。
もうちょっとで車って所で、
「プッ」と軽いクラクションの鳴る音。
真吾は足を止めて駐車場横の道路に顔を向けると
そこには、白いワンボックスの車が停まっていた。
『なんだろ??知り合いかな??』
私は何気なく出窓に肘をつき見ていると、白いワンボックスの運転席から1人の男の子が降りてきたのが見えた。
あ、毅くん…。
由樹に、私たちが結婚するという事を教えた毅くんは、真吾の同僚とはいえ、私には少し嫌な想いの人…。
もちろん、毅くんだけが悪い…ってわけじゃないだけどさ……。
毅くんは、真吾と同じ会社だから一緒に行くつもりで来てくれたのかなぁ???
そんな事を思いながら眺めていたら……
助手席のドアが開き、
降りてきたのは……
----由樹……。
私の負け!!!
クスッと笑って、いってらっしゃいのキスをした。
『いってくる!!』
真吾はまるで華が咲いたような笑顔で元気に玄関を飛び出した。
たった一回のキスでこんなにもコロコロと表情は変われるものなんだね…って感心しちゃう。
私は真吾を見送ろうと、駐車場が見える出窓を覗くと、
真吾が車まで早足に歩いていた。
もうちょっとで車って所で、
「プッ」と軽いクラクションの鳴る音。
真吾は足を止めて駐車場横の道路に顔を向けると
そこには、白いワンボックスの車が停まっていた。
『なんだろ??知り合いかな??』
私は何気なく出窓に肘をつき見ていると、白いワンボックスの運転席から1人の男の子が降りてきたのが見えた。
あ、毅くん…。
由樹に、私たちが結婚するという事を教えた毅くんは、真吾の同僚とはいえ、私には少し嫌な想いの人…。
もちろん、毅くんだけが悪い…ってわけじゃないだけどさ……。
毅くんは、真吾と同じ会社だから一緒に行くつもりで来てくれたのかなぁ???
そんな事を思いながら眺めていたら……
助手席のドアが開き、
降りてきたのは……
----由樹……。