little girl






   ――誰だ?――


少し低くて、透明で、

…甘い声



…一瞬、

自分の毛穴が全て開くような、
不思議な感覚に、

おそわれた。



―わたしはゆっくり…

うしろに振り返る。


――そこには…

ひとりの、少年が…

居た






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