狼少女と王子様
第1章

小さな出会いと大きな意味




「こんなものかな?」


私は腰まである長い髪を頭の

高いところにポニーテールに結わいき


ブレザーをきっちり着て


最後に天使の羽の形をした

ネックレスを首にかける。



そして鞄を肩にかけて家を出た。



「いってきます。」




学校は徒歩で30分位しかかからない為

いつもゆっくりめに出る


といっても、まだ朝の6時過ぎ



欠伸をしながら歩いていると・・・



「おはよう。」


後ろから大人っぽい声の女の子に

声をかけられた




振り返ると


茶色がっかたショートのゆるふわの髪を

風になびかせこちらに走ってくる




彼女の名前は 鉑 凛(はく りん)


私と同い年で一緒の学校に通う高校1年生



大人びた容姿と長い睫

ピンク色の唇


一言で言うと美女



性格も◎


完璧少女なのだ



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