幼なじみに恋をする。


そう言われたから私は何も言えなくなって苦笑いをして自分の部屋に逃げてきて、今に至る。




今日あったことを頭の中で巡っていた私はうとうとし始めていた。




「リナー?!!リナー?!!」


私はママの大声で意識を取り戻した。



「なにーーーーー?!!!!」


さっきのことがあったから嫌味っぽく近所迷惑なぐらい大声を出してみた。




―ガチャ

「あんた、今からお姉ちゃん迎えにいってきなさい。」


「今から??!なんでよ!」


「飲みに行ってたらしいんだけど途中で気分悪くなったみたいで今寝てるんだって。」


はあ??!

いま22時近くなのに、こんな可愛い娘を迎えにいかせるなんて…



「大丈夫よ!あんたなんか誘拐する人なんていないから。」



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