不確かなカタチ


おかずがなかなか手に入らなかったから、カップ麺のスープにご飯入れて、二人で食べてたんだから…。


一日4食とか、平気で食べてたよね。

もちろん太った…。





思い出が詰まりすぎてる部屋で、最後の晩餐をした。


寂しいな…

りんが言った言葉に、

何が?


って敢えて返したのは、



これは確かに終わりを迎えたけど、それはまた始まりの合図で、終焉を迎えたら、始動しなきゃないから。


アタシ達はまた一緒に暮らせるよ。
別だとしても、また同じ土地に住むんだから。


別れじゃない。


いちごのグラスは、片方ちゃんと持ってきたよ。
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