一夏の思い出。
すべての始まり
やっときた夏休み!!
あたしは、明日から
もう、友達と遊ぶ約束をしているのだ。
その事を伝えようと、
あたしは、ハミガキをしながらパパの居るリビングに行った。
ちなみにうちは、父子家庭。
別に離婚した訳てはなくて、ママはあたしを生む時に亡くなちゃったみたい…。
あたしはママの事は何も知らないから悲しくないけど、
やっぱりパパは悲しいみたい。
『パパぁ〜、明日なんだけど、』
あたしが続きを言おうとした時、
パパが口を開いた。
「すまん萌依。パパ明日から1週間、北海道に出張になっちゃって萌依には、田舎の夢汰くんちに行ってもらうことになった。」
ん?あぁ…、
夢汰んちね。
───────……。
って、
えええぇぇェ!
『まっ!まってよパパ!
あたし、友達と遊ぶ約束したもん。無理だよ!』
イヤだ!
夢汰になんて絶対に、会いたくない!
皆さんに紹介しましょう。
夢汰とは、あたしの田舎にいるイトコの事。
あたしだってねぇ!
夢汰があんなのでなければ、
どれだけだって田舎に行ってやるよ
だけど、夢汰は無理。
だって、とってもエッチなんだもん。
あたしに会えば絶対に胸を揉んでくるし、お尻を触ってくるし…。