一夏の思い出。
「それがな…。もう決まった事なんだ。いや〜すまんな。この通り☆」
おいおい、パパ…。
年頃の娘を1人、田舎に1週間もあずけるの心配じゃないの?
でもパパに反抗する事もできず、あたしは渋々、服などを準備して家を出た。
夢汰の住んでいる雛見沢村は、電車を乗り継いで、
3時間の所にある田舎だ。
雛見沢村に着いた瞬間、
あたしの耳にイヤな声が聞こえてきた。
「め〜い!待っとったよ。」
来た来た…。
「夢汰…。」
あたしはイヤそうに返事をした。
「なんや、元気ないなぁ。待ってたで。俺の巨乳チャン!!」
そう言って、夢汰はあたしのコンプレックスの巨乳の胸を、ふにゅッと揉んだ。
「ひゃんッ!」
あたしはいきなりの事でビックリして変な声を出してしまった。
「んン〜!!やっぱ萌依はいい声で、鳴いてくれていい!」
夢汰は笑顔でそう言った。
もう、ヤダぁ〜…。
うちに帰りたい。。。
あたしは来て5分もかからないうちに、そう思った。