Blood smell 2
「ねぇ、修二約束して。」


深いキスが終わったところで
私は彼を見つめた


キャラメル色の瞳には
なくそうな顔の自分が写っている


泣いちゃいけない…

なぜか
そう思った


「約束?」


修二は突然の言葉に不思議そうに
首をかしげる


「そう約束。
これから先…絶対に守ってほしい約束。


…守ってくれる?」



どんな約束か言う前に
守れるか聞くのは理不尽な事だと知っていた


でも
彼は

修二はしっかりと頷いてくれる


「ああ。絶対に守ると誓うよ。」


「じゃあ、約束。
これから先…
たとえ何があっても…生きて。」


「…冴?」



「どんなに辛い事がっあっても
苦しくても…

私を守るために死ぬんじゃなくて

私の為に…生きて欲しい。」


「…。」

修二は何も言わなかった


でも
それは修二のなかで
私の為に命を落とす覚悟は
あったという事を証明している気がした


「約束…だよ?
誓ったよね…?
絶対に守ってね。」

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