Blood smell 2
ずるいってことは知ってる

もしかしたら
修二にとってすごく辛い事を言っている
のかもしれない



それでも…


これだけは譲れなかった



そして
とうとう修二が折れてくれた



「わかった…。
何があっても
冴の為に生きると誓うよ。


約束する。」


そして
おでこにキスを一つ落とした



「ありがとう。」


私は修二の胸に飛び込んで
その香りを胸一杯に吸い込む



大好きな香り


修二は私の匂いが好きがというけど

私も負けないくらい
修二の匂いが好きだよ?



なんて
変態みたいな事を考えながら


二人で微笑みあった
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