魔法学園ユートピア
ゲッチュー
数分後


「幸大君、トラックは校門前に置いたわ。

行きましょ。」




校門前


「…もしかしてお前が運転手?」

「そーです、シショー!」

運転席にクリスがいた。


「免許持ってたのか?」

「18になった時に取りました。」

「まぁ、この際運転できるなら何でもいい!

奈都、お前は助手席。

俺と亜紀と学園長は荷台の上。」

「私だけ助手席ですか?」

物言いたげな顔をする。

「奈都、これ。」

付箋の貼られた厚い冊子を渡す。

「地図?」

「そこの付箋に石動と狭山先生の転勤先の場所が書いてある。

まずは近い石動の場所を目指す。

クリスはこの辺の地理すら解らないはずだ。

ナビゲーターは奈都しかいない。」

「私だけ?」

「亜紀は説明が下手。

学園長は…」

学園長を見ると、

「私地図読めないわよ?」

「だそうだ。」


「…解りました。」

「じゃあ、これ持ってな。」

アクセサリーを渡す。

「道案内するにはクリスと話せないとな。


クリス、頼むぞ。」

「sir,yes,sir」

「じゃあ、出発だ!」
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