魔法学園ユートピア
説明を受け、学園を後にした。


自宅


「ただいま。」

「お帰り、どうだった?」

母親が訊ねる。

「実は…」


今回の件を伝えた。


「そう。」

「だから、明日にでも荷物運んで、明後日には俺も学園に行く。」

「幸大はそれで良いの?

そりゃ、いつまでも無職でいられたら私も困るけど、まだ若いのよ?

焦って就職して、後で後悔。

なんて話はよくあるんだから、自分のやりたいことをやりなさい。

少しくらい無職でも、協力はするわよ?」

「母さん、父さんが帰ってきたら父さんにも話すけど、父さんなら
若いからこそ何にでも挑戦しろ

って言うさ。

それに、俺は少し楽しそうだと思ってる。」


「まぁ、ならいいわ。

ちゃんと帰ってくるのよ?

それにしても魔法なんて夢みたいな話ね。」

「俺も実際に見たわけじゃないけどね。」






その後、父親が帰宅し幸大が話すと予想通りの答が帰ってきた。
< 5 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop