マイ・シュガーランド


夕方、たくさんの荷物を抱えて再びマンションへお邪魔した。



「ふ― サクラさん疲れたでしょ?
お茶いれるから待っててね。」



「いえ!
柘植さんこそ疲れましたよね?
たくさん買っていただいたうえに荷物まで持たせてしまって・・・
あの、わたし、お茶いれます。」



そう、わたしはあれから山ほどのものを柘植さんに買ってもらってしまった。


いらないです、と言ってもどんどん会計をされていってしまった。

服に化粧品に下着に・・


サキさんから渡された紙袋の中にもたくさんの可愛い服が入っていて、それだけで十分すぎたのに・・



感謝、というよりも罪悪感とか申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。



「・・じゃ、お言葉に甘えて、お茶いれてもらおうかな?」



「は、はい!」



とりあえず荷物たちは部屋のすみに置き、柘植さんと共にキッチンの方へ向かう。


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