マイ・シュガーランド



「――――っ」




ダメ。



ひとりになったら・・


わたし―――






「サクラさん・・?」

「――っ」


突然の声に振り向くと、柘植さんは一瞬だけ驚いた顔をしたけど、すぐに微笑んだ。



「・・一人にしてごめん。」



柘植さんはわたしに近づき、流れる大粒の涙を右手で拭いた。


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