マイ・シュガーランド



広いバスタブにゆっくり入る。


乳白色のお湯が張られていて、ミルクの香りがバスルームいっぱいに広がっている。





これから、どうなっちゃうんだろう…



いや、柘植さんに頼るしかないのだけれど・・




家族とか、結婚とか、

そんな実感はまったく湧かないけれど


出会ったばかりの柘植さんを守りたいと思ったのも事実。




わたしにはここ以外、居場所がないのも事実。





――――決意、しなくちゃ。





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