秋月紀行
そんな冬真の横で、女子高生2人がまだ話を続けていた。
「え-。行こうよ。あそこの店って、なんでも願いを聞いてくれるんだよ」
「ただの噂じゃないの?」
『ねぇ君達、その噂どこで聞いたの?』
冬真は意を決して、女子高生2人に話かけた。
「なによ。あんたには関係ないでしょ。」
「も-行こ!」
女子高生2人はコンビニを出て行ってしまった。
残された冬真は、またもやさっきの、あの店員に笑われるはめになったのだった。