秋月紀行


冬真は驚いた。


(初対面なのに、なんてこと言うんだろ、この人は……
でも、俺は……。)



『分かった。いいよ。
そのかわり、俺に推理を教えてよ。君、名探偵なんだろ。』


冬真がそう言うと、
秋斗は、にかっと笑って、


『よろしくぅ。』

と言った。




こうして、
冬真は秋斗の助手になった。





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