姫が恋したダサ男くん★



ってか!!そんな事より~
今日は学校が昼まで〜(*^^*)
昼までの学校はテンションあがるよね♪


あっという間に授業も終わり



――放課後――


今はクラスの仲よし女子で
カラオケに来ている★



「歌うぞーーー」
「おぉーー」

「踊るぞーーー」
「おぉーー」


みんなテンション高めで
熱唱して―踊ってー

一通り歌いまくって


――一旦休憩中――




「そうそう!!A組の山中健斗君!!
学園で一番カッコイイって
上級生からも噂されてるんだって〜」


「まじで??
でも分かるわー。
あんだけカッコイイもんね!!」


「私地味にファンクラブ会員だし」

「私も!!私も!!本間に地味にね(--;)笑」

「ギャハハハハハハ」




女子でカラオケ行くと
絶対途中から
恋愛トーク変わんだよね~★



そんな事思ってると
いきなり菜摘が

「健斗王子と言えば
この前、果林王子にアドレス
聞かれてなかったっけー??」

そう。私は一週間前に
廊下を歩いていたら
いきなり健斗君に
アドレスを聞かれたのだ

正直びっくりだった
話した事もなかったし
学園王子に聞かれるなんて!!!
いくらモテる方とはいっても
さすがに驚いた(・・;)




「あっ!!うん。聞かれたよ〜」

私がそう答えた瞬間


「「いいなぁ〜」」

菜摘意外が一斉に叫んだ



「果林ズルイー」


「健斗君ってあんなに
カッコイイのにもかかわらず
全然チャラくなくて
好きな子にしかメアドは
教えないんだって
女子ともあんま喋んないし」


さすがファンクラブ会員!!
地味にリサーチしてんだ!!
感心するわ~

一人で感心していると


菜摘が面白そうに
「まじで!!?ぢゃあちょっと待って!!!
って事はさー・・・・

一瞬シーンとする



「「「! 果林ッ!!いーな〜!!」」」」

また一斉にみんなが叫んだ


「やっぱ学園の王子は
学園の姫のモノなのね…(/_;)/~」


「まじで私果林に生まれたかったー(T-T)」


なんて言いながら皆が泣き出した


「ちょっとやめてよ!!
健斗くんがわたしを好きなんて
全然分かんないし(--;)
ってか泣くな!!」


ってかあたし
学園の姫だったの!!??

初耳。。



私は口も悪いし
そんないい女じゃないんだけどなー…

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