姫が恋したダサ男くん★
そして私は今、
公園で木村陸の傷の手当てをしている
うーわっ!!唇切れてるし。いたそー
すると
「なんかすいません。
僕なにも出来なくて」
苦笑いして言う木村陸。
「確かに!!」
って言いたい所だけど
助けてくれようとしてくれたワケだし
一応お礼を言うか。
「助けに来てくれてありがとね!!
メガネ割れなくてよかったね」
「はい!!よかったです
心配してもらって
ありがとうございます」
「いえ…」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
嫌な沈黙に耐えきれなくなって
「でもさ、なんで助けに来てくれたの??
喧嘩だって強くないのにさ
自分が殴られるのわかってたでしょ?」
わたしがそう聞くと
少し困った顔で
「だって困ってる人を
ほっとけないので・・・」
下を向きながらそう言う
「でもただ君が殴られて
終わっただけだった…」
わたしは少しひどい
言い方をしてしまった
だってさ弱いくせして
なんで助けになんて来るんかな??
わたしには理解できない。
そう思っていたら…
「確かにそうですね。
でも僕が殴られただけで
あなたは無事だったので
それだけで僕はいいんです。」
にこっ(^-^)
「.............」
ドキっ!!!!!!!!!!!!!!!