私のメガネくん 短編

「あのね、羅威くんって私のどこが好きなんですか？｣


「…は？｣


「あの…気になってて…｣


下をむいたまま言うと溜め息が聞こえた。


「「全部だよ、全部。そうやって、ウルウルした目見てきたり、ピョンピョン跳ねて本を取ろうとする行動とか、そーゆうとこ｣


羅威くんはそう言うと立ち上がって本の整理をしに行った。


私は机の上に寝転んだ。


うぅ…何か眠い…。