ヒロインになれない
「どけっ、邪魔だ。」
そんな、人だかりを掻き分け…私の目の前に現れたのは、紫輝さん……
「……………」
綺麗…制服がよく似合っていらっしゃる…
と…私は学校での紫輝さんに魅了されていた…
「こい、」
そう言い…乱暴に私の腕を掴み…歩きだした紫輝さん…
歩幅があわない…だけど、私は紫輝さんから離れたくなくて……足をもつらせながらも、紫輝さんについて行った。
掴まれた腕が熱い……
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