あの気持ちをもう一度
朝から雨が降っていて憂鬱になりながら学校に向かっていた。
「おっす!晴斗」
駅に向かう途中で瞬矢に会った。
雨だというのにまるで太陽のような笑顔。
「おぉ。朝からテンション高いな」
「んー。なんかりりに会えると思うと自然とな♪」
単なる恋愛病らしかった。
「そうか。拓也は今日も遅刻か?」
まだこないのでたぶん遅刻だろう。
「かもな。あいつ遅刻多いよな」
呆れた顔をして笑っている瞬矢。