あの気持ちをもう一度



病室に入るとやっぱりだれもいない。
たまに愛歌の友だちがきてるけどそんなに頻繁にはこない。


「愛歌。今日はな好きそうな花を持ってきた」
持ってきたのはいいがどこに置こう。
花瓶があればいいがあいにく持っていない。
いや、普通持っていないな。


仕方ないのでペットボトルを空にしてそれにいれることにした。


飾られた花は弱々しくてやっぱり愛歌に似ていた。




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