あの気持ちをもう一度



「んっ」


か細い声がした。
消えそうな声。


「愛歌!?」


「ん」


指先が少しだけど動いていた。


「愛歌!愛歌!」


何度も何度も呼びかけた。
すると愛歌がゆっくりと目を開けた。
眩しそうに





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