家政夫さんが過保護すぎます。

「続き…気になるんだよな?」



礼はそう言ってニンマリ笑うと、そのまま私の潰れた唇にキスをした。



「この前は途中でやめちゃったからなぁ……」



礼は小さく呟くと、私を壁にもたれかけさせて、深くキスをした。



「礼君…あの、ね…帰ってきてくれるよね?」



「もちろん」






息もできないくらいの甘いキスの中聞いたのは、そんなこと。





二人の物語を続けるために必要な大切な言葉。










そして物語の続きは始まる―――。



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