家政夫さんが過保護すぎます。
「仕方ねえな…それだけは許してやる」
「え?いいの?」
「単純すぎる……」
礼君は呆れたように私を見ると、部屋にあるゴミを、どんどんゴミ箱に放っていった。
なんだか礼君にだけ掃除させているの、悪い気がしてきたな。
「……一緒に飲む?」
「いらねーよ。つーかスナック菓子ボロボロ下にこぼすな!」
「カッチーン……」
私は礼君からプイッと顔を背けて酎ハイを飲み干した。
嫌味ったらしく、いつもよりも喉を鳴らして。