家政夫さんが過保護すぎます。
私はデスクに頭をつけて落ち込んだ。
聞こえたんだ。
笹さんがオフィスを後にするときに、聞こえるか聞こえないかの小さな声で言った言葉。
『何日続くのかしら』
私って、笹さんからしてみればそんな女なのかな……。
あー…泣きそうだ。
私は顔をあげて、礼の作ったお弁当を見つめた。
『これ食べて仕事がんばれ』
「うん……」
礼の言葉を心の中で呟いて、お弁当を食べた。
「がんばれそう…ううん、私…がんばるよ」