家政夫さんが過保護すぎます。

家政夫だから掃除をしてくれて、ご飯を作ってくれて。

当たり前のことなのだろうけど。



何かお礼…私が礼にしてあげられることないかな?


ふと、コンビニの煌々と光る看板が目に飛び込んだ。


礼が何を好きかなんて分からないけれど、いつものように缶酎ハイとおつまみを買った。


今日は二人分。



「喜んでくれるといいけど」



私は礼が待つアパートへ、心を躍らせながら帰った。


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