家政夫さんが過保護すぎます。

「ただいま」



部屋の扉を開けると、ふわりと醤油の香ばしい香りがした。



「おかえり。手洗ってこいよ」



エプロンをした礼が、リビングから玄関を覗きながら、私に話しかけた。


男の人のエプロン姿って、新鮮だけど…礼、結構似合ってる。




洗面所に行くと、見慣れないハブラシとコップがあった。

それは、私のハブラシとコップの横に並ぶようにあった。



ドキッ



あれ?

なんだか一気に緊張が。



< 22 / 103 >

この作品をシェア

pagetop