家政夫さんが過保護すぎます。
朝ごはんを食べながらふと思う。
私はパジャマ姿で髪もボサボサ。
だけど礼はいつみてもシッカリ着替えていて、寝癖だってついてない。
「礼君」
「ん?」
礼の名前を呼ぶと、礼が箸を止めて私を見つめた。
「礼君もさ、私が休みの時くらい寝ててもいいんだよ?」
「え?どうして?」
「だって…いつもそんなことしてたら疲れるでしょ?」
礼は私の言葉を聞くと、静かに笑ってこう伝えた。
「仕事だから」