家政夫さんが過保護すぎます。
そして礼はそれだけ呟くと、朝ごはんをまた食べ始めた。
その言葉を聞いて、私の胸はツキンと痛んだ。
私の為にしてくれていることは仕事なんだと。
そう思うと寂しく感じた。
私は礼のしてくれたことが、心の支えになっているけれど。
礼にとってそれは、私を思ってしてくれたことじゃなく、仕事だから。
缶酎ハイを受け取らなかったのも、きっと仕事だから。
見返りなんて求めていないから。