家政夫さんが過保護すぎます。
5 生活=仕事
礼が家政夫としてうちにきて三か月。
季節も春が過ぎ、夏の入口に差し掛かっていた。
変わったことと言えば。
「桃子。もう時間だぞ」
礼君が当たり前のように、私のことを名前で呼ぶようになったこと。
そしてなんだか……
「スーツがほがほ」
姿見で自分の姿をマジマジと見つめる。
「やっぱり痩せたのかも」
メニュー