家政夫さんが過保護すぎます。

「もしかしたら、礼かもしれない…しね……」



私は悪いとは思いつつも、そっと礼の部屋の扉を開けて中を覗いた。


暗い部屋の中に灯る光。

それはパソコンの光だった。


ぼんやりと見えるだけでハッキリとはしないけれど、部屋は大量の本に占領されていた。



その時、



「っきゃああ!」



私は誰かに腕を掴まれて、部屋の外に出された。


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