家政夫さんが過保護すぎます。

そしてその日以降、一人でご飯を食べることが増えていった。


そして時には礼が家に帰ってこない日もあった。



……でも不思議なもので。


礼がいなくても、私は一人で起きて、ご飯を作って眠って。

礼がいる時のような生活を送れるようになっていた。



「きっと礼君がいろいろ教えてくれたからだよね」



食器を洗いながら、そんな言葉を呟いた。



その時、



「ただいま!」



礼が部屋に帰ってきた。


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