家政夫さんが過保護すぎます。

「私、礼君のためになれた?」



カレーを食べ終わって、水をグビグビと飲む礼に私は尋ねた。



「うん。疲れが飛んでった」



「そっか…良かった」



礼の言葉に、胸のドキドキが止まらなくなって勝手に顔がにやけてしまう。



「そんなに嬉しい?」



「へ?」



礼の言葉にハッとして自分の口元に手をあてて、慌てて表情を隠した。


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