家政夫さんが過保護すぎます。

「とりあえず、今からこの部屋に必要ないものは捨てる」



礼君は手にした靴下をポイッと捨てて、立ち上がった。



「ちょっと待ってよ!私の部屋のものに触らないで!」



「うるせえ!この部屋にいたら、お前どころか俺まで腐る!」



「は!?カッチーン……」



私が腐ってるって言いたいわけ?



「いきなり失礼すぎじゃ、っぎゃあ!」



立ち上がって礼君を睨みつけた瞬間、服の下に埋もれるようにあった何か固いものを踏んずけてしまって、足の裏に激痛が走った。

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