家政夫さんが過保護すぎます。

原稿がバラバラと下に落ちて、ホテルの重い扉がパタリと静かにしまった。



「え?これ、俺の原稿?」



「原稿じゃないよ…これは礼が私にくれたラブレターでしょ?」



「は!?ラブレター?どこが!?」



礼は慌てて私の体を離して、下に落ちた原稿を拾い始めた。


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