家政夫さんが過保護すぎます。
「待たせているのが悪いんじゃなくて、私が走って家に帰ったのは、すぐにでも礼君に会いたかったからだよ」
「桃子……」
「私はこれがラブレターに思えたの。きっとお母さんもそう思ったから、私にこの原稿を見せたんじゃないのかな?」
「……なんか俺、恥かいた?」
礼が恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、原稿を必死に隠そうとしているのが、なんだかすごく可愛くて。
「ねえ、礼君。この女の子はどんどん素敵になっているみたいだけど、最後はこの二人いったいどうなるの?」