雪・時々晴れ
私はひと月に一度は大阪へ帰っていた。
勿論、彼氏に逢う為である。22歳の私にとってそれは当然の行動かもしれない。
彼氏の名前は川上栄治。
二つ年下の二十歳。
男三人兄弟の真ん中であるためか要領が良く気が強い。
なかなかのイケメンで濃い眉と大きな目と唇が魅力のキリッとしたタイプだが笑うと可愛かった。
彼がまだ高校生の時にアルバイト先で知り合い私から告白して付き合うようになった。
付き合ってから4年が経っていた。
大阪行きの飛行機の中で新潟へ行くと切り出した時の事を思い出していた。
(新潟行ったら人生変わるかな…行ってみたいな…栄治と離れたらマンネリ気分もなくなるかも…)
「なぁ栄治!私、新潟行くわ!」
「嘘やろ?何でやねん。」
「うーん。なんとなく行ってみたいねん。」
「え~~~~!!」
「半年位したら帰ってくるから!」
「ホンマやろな~」
「ホンマ、ホンマ。」
「絶対に帰って来いよ」
「判ったって。」
この時は真剣に半年間だけ新潟に行ってこようと思っていた。
勿論、彼氏に逢う為である。22歳の私にとってそれは当然の行動かもしれない。
彼氏の名前は川上栄治。
二つ年下の二十歳。
男三人兄弟の真ん中であるためか要領が良く気が強い。
なかなかのイケメンで濃い眉と大きな目と唇が魅力のキリッとしたタイプだが笑うと可愛かった。
彼がまだ高校生の時にアルバイト先で知り合い私から告白して付き合うようになった。
付き合ってから4年が経っていた。
大阪行きの飛行機の中で新潟へ行くと切り出した時の事を思い出していた。
(新潟行ったら人生変わるかな…行ってみたいな…栄治と離れたらマンネリ気分もなくなるかも…)
「なぁ栄治!私、新潟行くわ!」
「嘘やろ?何でやねん。」
「うーん。なんとなく行ってみたいねん。」
「え~~~~!!」
「半年位したら帰ってくるから!」
「ホンマやろな~」
「ホンマ、ホンマ。」
「絶対に帰って来いよ」
「判ったって。」
この時は真剣に半年間だけ新潟に行ってこようと思っていた。