雪・時々晴れ
孤独との戦い
月曜日の朝はかつて無いほどの出社拒否の状態に陥っていた。
こんな状況になると親のコネなんかで社会人になるもんじゃないとつくづく思う。
急用で欠勤なんて通用しないし、仮病なんて使いたくないし、火曜日だって来るし、その次の日もずっと有るのだから。
とにかく重い足取りで出勤した。
マユちゃんはいつ知るのだろう。私が小田君と会っている事を。
もしかしてもう知っているのかもしれないが、遅かれ早かれ今度の日曜日には知ってしまうのだろう。
小田君に確認する勇気も無く、マユちゃんの態度だけでは何も解らなかった。
とにかく何時も通りに業務をこなそうと思った。
案の定マユちゃんからは何も話しかけて来なかったし、私も話しかける言葉なんて見つからなかった。
そういえば先週は少し話したけど、体調が悪い様子で我慢しながら仕事をしていたので「帰りなよ」って言ったはずだが
今思い返すとそんな私の言葉に複雑な顔していたような気がする。
-お昼休み-
渡辺さんが声を掛けてきた。
相変わらず加藤さんと一緒だった。
「近藤さんってゴミ集めの当番の時、一階のフロアの灰皿の掃除しないんさ!」
近藤さんは事業所の新人の中では一番年上でしっかりしている子持ちの主婦だ。
「あ~いつも忙しそうですからね…そんな時もあるんでしょうね…」
そっけなく言った。
内心、自分が注意すれば済む話なのに何で私に陰口を叩きに来るのだとイラついた。
この人達はいつも人の陰口ばかり言ってどうしようなもないなとも思った。
私はそんな話に耳を傾けている場合では無かったのだ。
こんな状況になると親のコネなんかで社会人になるもんじゃないとつくづく思う。
急用で欠勤なんて通用しないし、仮病なんて使いたくないし、火曜日だって来るし、その次の日もずっと有るのだから。
とにかく重い足取りで出勤した。
マユちゃんはいつ知るのだろう。私が小田君と会っている事を。
もしかしてもう知っているのかもしれないが、遅かれ早かれ今度の日曜日には知ってしまうのだろう。
小田君に確認する勇気も無く、マユちゃんの態度だけでは何も解らなかった。
とにかく何時も通りに業務をこなそうと思った。
案の定マユちゃんからは何も話しかけて来なかったし、私も話しかける言葉なんて見つからなかった。
そういえば先週は少し話したけど、体調が悪い様子で我慢しながら仕事をしていたので「帰りなよ」って言ったはずだが
今思い返すとそんな私の言葉に複雑な顔していたような気がする。
-お昼休み-
渡辺さんが声を掛けてきた。
相変わらず加藤さんと一緒だった。
「近藤さんってゴミ集めの当番の時、一階のフロアの灰皿の掃除しないんさ!」
近藤さんは事業所の新人の中では一番年上でしっかりしている子持ちの主婦だ。
「あ~いつも忙しそうですからね…そんな時もあるんでしょうね…」
そっけなく言った。
内心、自分が注意すれば済む話なのに何で私に陰口を叩きに来るのだとイラついた。
この人達はいつも人の陰口ばかり言ってどうしようなもないなとも思った。
私はそんな話に耳を傾けている場合では無かったのだ。