サクラ誘惑
そんな風にかすれた声で言われたら…
拒否る理由がないじゃんよ。
本当…バカなんだから。
ソファーで。
しかも学校なのに。
甘い唇に、甘い吐息。
全部が私を支配する。
自分でも驚く程の甘い声を出しながら
全てをさとるに委ねた。
私たちは間違ってる。
教師と生徒がこんなことしちゃいけないなんて知っている。
でも…
私はさとるが好きになった。
さとるも私を気に入ってくれた。
これじゃあいけないのかな。
恋愛に
正しいとか間違いとかあるのかな。
確かにここには
愛があった。